論述の基本形

 
 論文突破には、「答案練習(答練)の積み重ね」が必要となりますが、書き込みを開始する前に習得しておくべきことをとまとめておきます。まず、論述の基本形ですが、これは「法的三段論法」によるテンポの良い論述です。
 
  1.要件定立(要件→効果) 「...(○○条)。」
  2.当て嵌め(事実→要件) 「本問では、...。」
  3.結論(事実→効果) 「よって、...。」
 
 全ての設問を通して、このスタイルで記述ができれば非常に楽ですが、実際にはうまくは行きません。途中で要件の解釈を入れたり、設問によっては要件をひっくり返すことも必要になってきます。また、このスタイルだと時間が足らなくなることが多くなると思いますので、合格レベルの受験生は、「直接当て嵌め」での記述能力を身に付けています。
 
 次に、「お作法」的なポイントをまとめておきます。