H27論文本試・特許法Ⅰ(2)
今年の論文本試・特許法【問題Ⅰ】の設問(2)についてです。
問い(直接問われている事項)は、「どのような手続を採らなければならないか」ですから、解答は、「○○を採らなければならない。」、あるいは、「以下の手続きを採らなければならない。・・・(手続き列挙)・・・」で結論付ける記載となるよう注意しましょう。
手続き問題ですから、法文集36条の2を確認しながら、関連条文を拾っていけば解答を導くことができると思います。
「審査が行われるためには」とありますので、48条の3(出願審査の請求)も忘れないように記載しましょう。
答案構成(項目立て)は以下になります。
設問(2)について、
1.審査開始の為に必要な手続き
(1)翻訳文の提出(36条の2第2項)
(2)出願審査の請求(48条の3)
2.手続き期間徒過の救済措置
(1)翻訳文の提出(36条の2第4項)
(2)出願審査の請求(48条の5)
不責事由による期限徒過に対する救済措置が、訳文提出および出願審査請求の両方にありますので、忘れずに記載しましょうね。
情報ソース
https://www.jpo.go.jp/torikumi/benrishi/benrishi2/pdf/h27benrisi_ronten/shiken_jitsuyou.pdf
勉強会情報
https://www.mesemi.com/news/cafe%E5%8B%89-%E9%96%8B%E5%82%AC%E4%B8%AD%EF%BC%81/