記事のアーカイブ

H30論文本試・意匠法・問題2(その2)

2018年07月16日 18:36
 2つ目の問いは「独占実施の確保」に関する問題です。 答案構成では、「意匠権の譲渡」や「専用実施権の設定」を挙げる必要がありそうですが、「通常実施権の許諾」はどうでしょうか? 本問で注意が必要なのは、他人の権利は「部品」に係るものであり、独占実施を望むのは「完成品」であることです。 それでは、問題文を確認しましょう。「今後製造販売する意匠イを利用した「椅子」と「テーブル」(これらの脚以外の具体的形状はま...

H30論文本試・意匠法・問題2

2018年07月08日 17:55
 1つ目の問いは「出願の態様」に関する典型問題です。  関連意匠  組物の意匠  秘密意匠  動的意匠  部分意匠  全体意匠  部品の意匠 さて、どれを取り上げましょうか? いや、何を書けば「出題者の意図」に沿った答案になるのでしょうか? 悩みますね。。。 「意匠ロについて多様な出願の態様で保護することを検討」とあるので、意匠に係る物品が「テーブル」に係る出願に限るべきでしょうか?「「テーブル用天板」は意匠登録の対象となる「物品」であり」とあるため、テーブル用天板の部品の意匠も候補に入れたくなります。「取り得る出願の態様を全て示し」とあるので、「関連意匠の登録には言及しないものとする」ことに

無料体験Cafe勉「論文ほぼ初心者向け」

2018年07月08日 16:41
目白ゼミの特長の一つ「Q&A形式の勉強会」を無料体験できますので、是非、お試しください。ゼミ生(論文ほほ初心者)向け勉強会の初回の内容と同一です。 【内容】(1)論文の基礎(お作法、項目立て、など)の習得(2)特許法の問題(侵害系)を題材にした、論述方法の学習 ※以下の事例問題の「結論」を考えて、ご参加ください。 甲は、「a + b + c からなるソーラーパネルA」に係る特許発明イについての特許権Pを有している。日本国内において、乙は、正当な権原・理由がなく「a + b + c + d...

「H30年度ゼミ生」を募集中です。

2018年07月07日 11:26
「H30年度ゼミ生」の募集を募集中です!ゼミ生の特典については、こちらをご覧ください。お申し込みの前に勉強会(Cafe勉)へご参加ください。勉強会(Cafe勉)へのお申し込み、お問い合わせはこちらから。H29年度の実績はこちらをご覧ください。 

侵害の定義「その1」

2018年07月01日 16:49
 侵害の定義は、四法共に直接的な規定はなく、複数の条文から構成されます。 受験生の「好みにより」使い分けられていますが、以下、代表的な定義を示します。特許権の侵害とは、権限又は正当理由なき第三者が、業として特許発明の実施をすること、又は一定の予備的行為を行うことを言う。 実用新案権の侵害とは、権限又は正当理由なき第三者が、業として登録実用新案の実施をすること、又は一定の予備的行為を行うことを言う。意匠権の侵害とは、権限又は正当理由なき第三者が、業として登録意匠又はこれに類似する意匠の実施をすること、又は一定の予備的行為を行うことを言う。商標権の侵害とは、権限又は正当理由なき第三者が、指定商品又

専用実施権/専用使用権

2018年06月24日 19:14
 専用実施(使用)権は、特77条等で規定されています。 まず、4法すべてにおいて、第2項により、特許権者等は専用実施(使用)権の重複設定が制限される点の理解が必要です。そして、意匠法と商標法では「ただし書」による制限が追加されている点と、両者の目的が違う点の理解が重要です。特77条特許権者は、その特許権について専用実施権を設定することができる。2 専用実施権者は、設定行為で定めた範囲内において、業としてその特許発明の実施をする権利を専有する。実18条実用新案権者は、その実用新案権について専用実施権を設定することができる。2 専用実施権者は、設定行為で定めた範囲内において、業としてその登録実用新

特許権等の効力

2018年06月24日 19:09
4法比較(特許権等の効力) 直接侵害を規定する中心的な条文は、特68条等です。(省略した「ただし書き」は専用実施(使用)権が設定された場合の例外規定)特68条特許権者は、業として特許発明の実施をする権利を専有する。(ただし書き省略) 実16条実用新案権者は、業として登録実用新案の実施をする権利を専有する。(ただし書き省略)意23条意匠権者は、業として登録意匠及びこれに類似する意匠の実施をする権利を専有する。(ただし書き省略) 商25条商標権者は、指定商品又は指定役務について登録商標の使用をする権利を専有する。(ただし書き省略) 意匠権と商標権は「いわゆる類似範囲まで権利が広がる」と理解されてい

H29年度の勉強会(Cafe勉)の実績

2018年04月28日 11:24
03月18日:【論文】趣旨・理由付けの総チェック(意匠法、商標法)03月17日:【短答】著作権、例外規定、総仕上げ03月04日:【論文】趣旨・理由付けの総チェック(特許法、意匠法)03月03日:【短答】著作権、過去問、隣接権02月18日:【論文】H26特許法Ⅱ、H27意匠法、H26商標法02月17日:【短答】著作権、過去問、著作物性、著作権、発生~消滅、人格権02月04日:【論文】H24特許法Ⅱ、H25特許法Ⅱ、H26意匠法02月03日:【短答】著作権、H29(問題1と5)、著作物性、著作権01月21日:【論文】侵害論(意匠法中心)01月20日:【短答】著作権、全体把握12月30日:【短答】不

「論文直前Cafe勉」を開催します!

2018年04月22日 21:44
 5/26~6/17の期間で論文直前対策(計3回)を行います。□ 趣旨の総チェック 青本では記述が薄い制度があります。改正法解説書も対象として、制度趣旨の総チェックを実施!□ 重要テーマの総チェック 口述テーマが出題されるといった噂?があります。H29口述を含めて重要テーマの総復習を実施! 参加費:テキスト代として2,000円/回(ゼミ生は無料)。別途、ドリンク代はお店へお支払い下さい。 また、論文直前Cafe勉の期間中、過去問の添削を行います。1,000円/通(ゼミ生は無料)。お申し込みはこちらから。

短答直前対策「著作権法②」

2018年03月27日 20:18
前回「著作権法の難解条文」を3つ紹介しましたが、今回は最初の「公衆」について解説します。(定義)5 この法律にいう「公衆」には、特定かつ多数の者を含むものとする。原則が規定されていないため「公衆」の対象範囲が明確ではありませが、 ①特定かつ少数 ②特定かつ多数 ③不特定かつ少数 ④不特定かつ多数のどこまでが、「公衆」なのでしょうか?答えは「①以外」です。公衆の理解は著作権法を理解する上で極めて重要です。例えば、著作財産権(21条~26条の3)の中で「公衆」要件が無いのは複製権(21条)のみで、他の支分権には「公衆」要件が入っています。従って、殆どの著作財産権で、この要件を訊く問題が出たら解答を
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